粉雪舞う中、号泣響く＝女子高生の葬儀―ワゴン車転落

　福岡県太宰府市で乗用車と衝突したワゴン車が池に転落した事故で、亡くなった県立八女農業高校3年井手綾美さん（17）の葬儀が26日午後、同県八女市内で営まれた。粉雪が舞う寒空の下、参列した同級生や近所の住民らは、大粒の涙を流して最後の別れを惜しんだ。
　葬儀では井手さんの父親とみられる男性が「17年の短い人生だったが精いっぱい生きた」などとあいさつ。女子高生らは口々に「綾美」などと叫びながら号泣していた。霊きゅう車を見送った後、地面に座り込んで泣き崩れる人もいた。
　参列した近所の井手紀公子さん（42）は、会場で綾美さんが父親のためにパワーショベルの免許を取ったばかりだったと聞いたという。スーパーでアルバイトをしている綾美さんを2、3日前に見掛けたばかりだったといい、「本当に家族思いの子。信じられない」とつぶやいた。
　同じ会場では同日夜、ワゴン車に同乗していた農業手伝い佐藤慎一郎さん（18）の通夜も営まれた。　

＜時事通信より＞

若いのに・・・と残念です。
怖かったでしょう。
冷たかったでしょう。
そのようなことを感じなかったらと思います。
事故は突然起こることだから。
いつ誰に起こるか分からないのが怖い。