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5月20日11時1分配信 ロイター
[ポツダム 19日 ロイター] ドイツのポツダムで18─19日に開催された主要8カ国(G8)財務相会合で承認された「新興市場経済・途上国における債券市場発展のためのG8アクション・プラン」の内容は以下の通り。
現地通貨建て債券市場は、金融の安定と持続的な成長の鍵であり、借り手の外為リスク軽減、世界的な資本フローの急激な変化に対する脆弱性の削減、銀行融資への依存の是正等を支援する。一方、こうした市場の育成を支援する資本の自由化は、適切なケースと順位付けに基づくものでなければならない。我々は、現地通貨建て債券市場育成に必要な以下の課題をアクション・プランとしてまとめた。このアクション・プランの進ちょく状況については、IMF・世銀に対し、他の国際金融機関と協力して定期的な報告を行うよう要請する。
1.市場インフラの強化および公的債務管理の強化
証券関係の規制体系や健全性関連規制の強化、クレジット・カルチャーの浸透、国際基準・慣行の実施、市場参加者・監督者の人的資源の改善等が必要。また、自主規制機関の活用、為替管理の撤廃、関連税制の整備等をEMEが進めることを奨励。
国際的なベスト・プラクティスに沿った証券決済システムの構築が重要。
ベンチマーク形成のため、プライマリー・ディーラー制度の創設、国際金融機関による発行、国債管理の強化等により、流動性のある現地通貨建て債券市場を創設すべき。
2.投資家層の拡大・多様化
IMFによる国内機関投資家育成のためのベスト・プラクティスの特定、国際金融機関の支援等を通じ、年金基金、投資信託、保険会社等の投資家層の拡大・多様化を図ることが重要。
3.デリバティブ市場の育成
法規制、市場インフラ、会計基準の整備を通じ、EMEが金利スワップ等のデリバティブ市場を育成することを奨励。
4.情報データベースの拡大
EMEの債券市場の脆弱性評価に必要なデータ、特に機関投資家全体の資金フロー・データや通貨・満期構成のデータの改善を図る国際金融機関の共同イニシアティブを支持。IMF・世銀・OECDに対し、入手可能なデータの整備を要請。
5.地域的イニシアティブの促進
ASEANプラス3によるアジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)は、強い政治的コミットメントとADBの適切な関与に基づき進展。IMF・世銀に対し、地域協力を強化するよう奨励。
6.途上国、特にサブサハラ地域における債券市場の育成
これらの国・地域は、資本市場発展の前提条件たるマクロ経済運営および銀行システム改革の実施を継続すべき。IMF・世銀等に対し、債券市場育成および公的債務管理改善に必要な技術支援の供与を要請。
7.技術支援
国際金融機関や二国間の技術支援につき、支援内容の向上を図るとともに、重複を避けるための調整が必要。我々は二国間技術支援等の継続にコミット。
オリコ ポイント
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