山形大卒業生の就職率98.6％ 過去最高、06年度

　山形新聞ニュース

　山形大の2006年度卒業生の就職率は98.6％で、過去最高だったことが、5日までの同大のまとめで分かった。04年の法人化以来、就職率は上がり続けており、3年連続で全国平均を上回った。同大は「売り手市場ということもあるが、大学側の支援態勢整備なども奏功したのではないか」と分析している。

　同大によると、06年度の全国平均は96.3％で、これを2.3ポイント上回っている。法人化前の03年度の就職率は89.6％となっており、過去4年間で9ポイント上昇した。学部別では、地域教育文化学部と工学部Ａコースが100％を達成。ほかの学部もすべて97％を超えている。県内に就職した割合は28％だった。

　同大は学生の就職を支援するため、05年に就職課（就職支援ユニット）を設け、態勢を整えた。また、05年度から独自に合同企業説明会を開催しているほか、06年にはヤングワークサポートプラザの出張相談所をキャンパス内に開設するなど、「私立大よりも手厚い対策」（同ユニット）を講じてきたという。同大は「06年度の就職率は、4、5年前には考えられない数字。今後も学生の就職活動を支援していく」と話している。



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